平成15年9月12日(金) |
第39号 |
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長引く不景気により大幅な歳入欠陥と税収減がひびき、平成16年度も昨年に引き続き厳しい状況が予想される。厚生労働省は、平成16年度の予算編成にあたり、国民の安心や生活の安定、社会経済の活性化を図るため、1施策・制度の総合化、2安心で活力ある社会づくり、3安定性・公平性の確保を柱に予算編成したので紹介する。 紙面の関係で、医療に関係する部分のみを抜粋したのでご理解いただきたい。 |
| 1. | 医師の臨床研修必修化の円滑な実施 |
212億円 |
| 平成16年度から始まる医師の臨床研修必修化の円滑な実施に向けて、教育指導体制実施を図るとともに、研修医の処遇改善を含めた環境の整備を推進する。 | ||
| 2. | 安心で質の高い医療提供体制の充実 | 619億円 |
| (1) | 医療安全対策や医療に関する情報提供の推進 | 22億円 |
| ○ | 医療事故に関する情報の収集・分析・提供事業の実施(新規) | 800万円 |
| 医療事故の発生・再発防止のため、「第三者機関」において、医療機関等から幅広く事故に関する情報を収集、これらを総合的に分析した上で、その結果を医療機関等に広く情報提供していく。 | ||
| ○ | 医薬品表示コード化による医療事故防止対策の推進 | 800万円 |
| 医薬品の名称や外観が類似している製品の取り違いによる医療事故を防止するため、医療機関のおいて処方情報をバーコード表示化するシステムを検討するとともに、医薬品の名称や外観に関する情報データベースを整備する。 | ||
| ○ | 「医療安全センター」への総合支援 | 1.1億円 |
| 医療に関する患者・家族等の苦情や相談に迅速に対応するため、都道府県等に設置された「医療安全支援センター」に対する支援を実施する。 | ||
| ○ | 根拠に基づく医療(EBM)、医療のIT化等の着実な推進 | 11億円 |
| 根拠に基づく医療(EBM)が実践できるようインターネット等を利用し、最新の質の高い医療情報を医療関係者や国民に提供する。 また、電子カルテシステムを導入し地域の医療機関がネットワークを構築することによる、地域の特性に応じた医療機関の連携を図る。 |
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| (2) | 救急医療の充実をはじめとする地域医療の確保 | |
| ○ | 救急医療体制等の整備 | 459億円 |
| 10床規模による必要な機能を備えた新型救命救急センターの整備やドクターヘリの配備を推進する。 | ||
| (3) | 質の高い看護の提供 | 138億円 |
| 3. | がん等生活習慣病対策の推進 | 982億円 |
| (1) | 第3次対がん10ヵ年総合戦略の推進 | 97億円 |
| ○ | 研究の推進 | 70億円 |
| がんの罹患率と患者率の削減を目指して、発がんの分子機構等に関する研究を更にすすめるとともに革新的な予防・診断・治療法の改善、がん患者の生活の質の向上、がんの実態把握とがん情報の発信に関する研究に取組む。 | ||
| ○ | がん予防の推進 | 15億円 |
| がんの罹患率を減少させてために、がん予防に関する知識の普及啓発を推進 | ||
| ○ | がん医療の向上とそれを支える社会環境の整備 | 12億円 |
| 全国的に質の高いがん医療が提供できる体制を整備するため、地域がん診療拠点病院の整備を促進するとともに、がん診療施設情報ネットワークの対象施設の拡充等を図る。地域がん診療拠点病院 50施設→→→80施設 | ||
| (2) | 健康づくり施設の推進 | 885億円 |
| ○ | 健康づくりのための「食育」の推進 | 4.5億円 |
| 糖尿病等を予防するため食生活の指針を策定する。外食料理の栄養成分表示の普及。健康づくり支援者(ヘルスサポーター)の活動支援 | ||
| ○ | 未成年者の喫煙防止対策の推進 | 900万円 |
| ○ | 「健康日本21」の中間評価に向けた取組みの推進 | 1,100万円 |
| 4. | SARS等感染症・疾病対策の推進 | 1,384億円 |
| (1) | SARS等感染症対策の充実 | 89億円 |
| 保健所に届出のあった感染症に関する情報を全国規模で迅速に収集、国民、医療関係者に還元するシステムを構築 | ||
| ○ | 医療供給体制の充実 | 23億円 |
| ・ | SARS等の専用外来部門の整備を推進 | |
| ・ | 感染症指定医療機関の維持・運営に対する財政支援を強化し、良質かつ適切な医療提供体制の確保を図る。 | |
| ・ | 感染症指定医療機関のスタッフを対象とした院内感染防止等に関する実地研修 | |
| ○ | 動物由来感染症対策の強化 | 7,200万円 |
| 国内外の動物由来感染症の発生状況に関する情報の収集・分析・提供等 | ||
| ○ | 検疫体制の強化 | 1.4億円 |
| 迅速なウイルス検査ができるPCR装置を検疫所に導入し、検疫体制の強化 | ||
| ○ | SARS等新興・再興感染症研究の推進 | 19億円 |
| SARSの診断法やワクチン開発等、新興・再興感染症に関する研究を推進する。 | ||
| (2) | 肝炎対策の推進 | 64億円 |
| 老人保健法に基づく健康診査など各種健康診査の場を活用した肝炎ウイルス検査の実施、肝炎・肝硬変・肝がん等の予防及び治療法の研究、肝炎ウイルス感染者に対する保健指導や肝炎に関する正しい情報提供など、C型肝炎等緊急総合対策を引き続き推進 | ||
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